骨董品の鑑定とは?鑑定料の相場と査定との違い・鑑定の流れ
公開日 2024/09/04
更新日 2025/01/21
骨董品とは、過去に使用されていた品物のうち、美術品や工芸品などのアイテムを指します。
古い調度品や家具といったさまざまな製品を骨董品と呼び、希少な物品を指して骨董品と呼ぶこともあります。特定の製品や時代を指すわけではありませんが、古い時代の製品すべてに価値がつくものではありません。
この記事では、骨董品を鑑定することについて、査定との違いや鑑定の流れを紹介します。鑑定が受けられる品物の種類や鑑定料についても取り上げています。ぜひ参考にしてください。
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目次
骨董品の「鑑定」とは、歴史的あるいは希少な価値がある骨董品(民芸品・工芸品・美術品など)の現物を鑑定士が目視し、以下の項目を確認します。
鑑定は、骨董品の特徴や付属品などの詳細を確認し、情報を確定させる作業です。鑑定した品物が本物かどうかを判断するため、鑑定士は慎重に見極めを行います。あらゆる情報を総合的に勘案し、真贋の判定や評価額を算出します。
「査定」との違いと鑑定の流れについて確認していきましょう。
関連記事:骨董品の鑑定と査定の違いとは?鑑定料の相場についても解説
中古品の買取でも行われる「査定」は、すでにある市場価格を基準に、品物の評価額をつける作業です。
一例として、高級メーカーの時計が中古品として査定に出されたとき、買取業者などは高級時計の市場価格を調べます。査定に出されたものと同じ型番の評価額を確認し、同じ型番がなければ市場でどの程度の需要があるかをみて判断します。
骨董品を鑑定に出す流れは次のとおりです。
骨董品を鑑定できる鑑定士を探し、連絡をとって鑑定の予約をします。鑑定士ではない一般のスタッフは、品物の真贋や年代を正しく判断できないおそれがあるため、必ず鑑定士に依頼しましょう。
予約した日時に店舗などへ品物を持ち込み、鑑定を受けます。箱や袋、説明書などの付属品があれば、本体とともに持参します。鑑定後に骨董品の真贋・年代・価値などの報告を受け、本物と確認されたものには鑑定書が発行されます。
鑑定を受けられる骨董品の種類は次のとおりです。
上記のほかにも、古い時代に制作された物品は骨董品として扱われることがあります。制作されて年月が経っていない製品については骨董品に含まれません。
人形や玩具のような遊具も、歴史的な品物や希少性の高い物は骨董品として扱われます。翡翠・象牙のような素材が使われているもの、宝飾品として使われていたものなども骨董品に含まれます。
関連記事:骨董品とは?種類や価値の決まり方を紹介
骨董品の鑑定料は、次の4つのケースごとに決まります。
鑑定料の4つの相場について、詳しくみていきましょう。
定額で骨董品の鑑定を行っているケースです。どのような作品でも区別せず、同じ料金で鑑定してもらえます。
料金の中に鑑定書の発行が含まれているかどうかは事前に確認が必要です。
骨董品を買い取る場合、買取価格に応じて鑑定料が変わるケースです。
一例として「価格の◯%」と、買取価格に対する一定の割合を鑑定料として定めています。10万円の買取価格で20%の鑑定料であれば、2万円が鑑定料になります。
鑑定書の発行を別料金として設定しているケースです。
鑑定料と鑑定書の発行をセットにしているものではないため、鑑定後に鑑定書が必要になったときは別料金として支払います。
「1点のみ」「2点以上」といった鑑定を受ける骨董品の数に応じて鑑定料が設定されているケースです。
点数に応じて鑑定料が変わるため、一度に多くの骨董品を持ち込むと料金が高くなります。
関連記事:価値がある骨董品の特徴とは?高額で売るポイントを紹介!
骨董品の鑑定料を抑えるコツは次のとおりです。
鑑定料が決まっている場合は、値切るなどをして費用を下げてもらうことはできません。
店舗ごとの鑑定料をチェックし、安いところに鑑定を依頼するか、持ち込み数で鑑定料が変わるケースでは、持ち込む数を限定しましょう。
無料鑑定では、指定の場所に品物を持ち込んで鑑定士に見てもらう方法ですが、鑑定料はかかりません。本格的な鑑定を受けたり、複数の物を鑑定してもらったりする場合は別途費用がかかります。
関連記事:骨董品の売却には税金がかかる?譲渡所得の計算や確定申告の必要性
骨董品の鑑定を受けるときのポイントについて、3つのポイントをみていきましょう。
鑑定を受ける骨董品の相場を事前にインターネットなどで調べて把握しておきましょう。評価額や買取金額が相場とどの程度開いているかをチェックしましょう。
鑑定に出す物は、自力できれいにする必要はありません。清掃や洗浄によって汚損・変色をきたすおそれがあるためです。手入れは無理のない範囲で行いましょう。
関連記事:大切な骨董品を守るために!骨董品の種類別の正しい保管方法を紹介
真贋が判定され、本物と判明したあとは鑑定書を発行してもらえます。鑑定した物品が間違いなく本物であると証明し、査定などに出す際に必要になる書類のため、失くさないように保存してください。
今回は、骨董品の鑑定や骨董品の種類、鑑定にかかる費用について紹介しました。
鑑定と査定は目的が異なり、価値ある古い品物は査定の前に鑑定を受ける必要があります。専門の鑑定士によって真贋を判定してもらってから査定を受けましょう。
骨董品の売却を考えている方は、鑑定・査定にかかる費用をよく調べることが大切です。無料鑑定や無料査定が利用できる場合もありますので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
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この記事の監修者
義村 安悟(よしむら あんご)
《経歴》
美観堂 大阪本店店長 査定歴15年
《コメント》
複数の店舗で店長としての経験を活かし、身の回りのさまざまなジャンルのお品物を丁寧に査定しています。特に古美術品の買取においては、作品の歴史や芸術的価値、作家や時代の背景を考慮して査定を行っており、状態だけでなく市場の動向を踏まえ、公正で適正な価格設定を心がけております。
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