骨董品をオークションで出品する利点は?種類や方法も解説
公開日 2024/07/31
更新日 2024/10/30
骨董品の売買方法には、オークションに出品する方法と買取業者に依頼する方法があります。オークションの利用は、骨董品の買取価格から売買取引のプロセスをすべて自身で行うことができるため、高値で売れるのでは?とお考えの方もいらっしゃるでしょう。
そこで、本記事では、骨董品をオークションについて、オークションの種類、出品する方法、オークションのメリット・デメリットについて解説します。買取業者に依頼する場合と比べてどちらがよいか確認していきましょう。
目次
骨董品売買をする際は、オークションという方法があります。骨董品専門店や競売専門業者が開催するもの、または一般人が参加して個人で出品できる方法があります。
他にも、ネット上で骨董品の取引ができるネットオークションを利用することもできます。
骨董品のプロによって開催されます。売り手となる主催者は、品物の真贋など鑑定を済ませた状態で品物を出品します。買取側は、主に専門家が参加するため、プロの確かな目利きで品物を見極めます。売り手と買い手が専門家なので、取引上、適正価格で行われる傾向です。なお、競売専用オークションに参加する際は、参加登録料がかかります。
骨董品のプロ以外に、愛好家や趣味人などアマチュアも参加できます。競売専用オークションよりも、気軽な雰囲気で行われていて、出品される品物は、比較的お求めやすい価格で取引されています。
蚤の市や骨董市など各地で毎月開催されているオークションもあり、骨董品が好きな人たちのイベントとしても親しまれています。
なお、骨董市主催によるオークションの場合は、鑑定済みではない品物も出品されているため、真贋保証については買取側の責任に託されます。
誰でも気軽に出品して利用者との取引がすべてインターネット上で成立するオークションです。閲覧回数も多く幅広い利用者に情報拡散できるため、オークション会場に品物を納品したり、直接、利用者とのやりとりが不要になるため、ネット環境さえあれば個人が自由に参加できます。
なお、不特定多数の利用者が参加しているため、品物の真贋保証や品質については、利用者の責任で取り扱うようになります。
海外のオークション会社が主催となる方法です。例えばサザビーズやクリスティーズなどが海外オークション会社です。
海外オークションでは、世界中の富裕層、コレクター、美術館などから注目される骨董品が出品されるので、日本国内のオークションに出品するよりも世界中のバイヤー向けに販売できるメリットがあります。
特に輸入品の骨董品に関しては、海外のオークション会社の方が、鑑定・査定の確実性が高まります。
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骨董品の買取額を決めるには、はじめに品物の真贋と保存状態をチェックして出品の準備をします。鑑定士による査定額とオークション費用を比べて、参加するメリットがあるか判断します。特に問題がなければ、参加するオークションに申し込みをして品物を出品します。骨董品が落札されたら、手数料や配送料を差し引いた金額を指定の振込口座に入金します。
なお、買取業者の中には、オークション代行を行っているところもあり、費用と作業負担を比較して、自身で行った方がよいかどうか検討しましょう。
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ネットオークションでは、出品する骨董品を画像と説明文だけで評価してもらうことが必要です。したがって、できるだけ他の出品物よりも差別化して閲覧してもらえるような工夫をしましょう。
※ネットオークション出品の工夫
出品者の責任において自由に取引ができます。競売専用オークション以外であれば、フランクな雰囲気で気軽に参加できます。
特にネットオークションには、参加費用や雑費用を抑えて、ご自身で決めた買取額で出品することができます。
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必ず買い手が見つかる保証はないため、参加理由が、骨董品の処分であったり、高値で売る目的が強かったりといった場合は、目的達成まで時間がかかることもあります。
また、買取額は、評価の視点によって個人差が生じるため、買い手と売り手の間でクレームが発生するケースも良くあります。特に、個人でオークション参加する際は、取引上で想定されるトラブルリスクについて対策を考えておく必要があります。
オークションの参加は、骨董品を正しく評価するスキルがある人が向いています。
アマチュアが骨董品を扱う場合は、評価の主観によって買取額や交渉プロセスが左右されるため、出品する前に、プロの目利きで真贋証明しておくことが重要です。個人レベルでオークションに参加するには、骨董品専門の鑑定士に鑑定依頼してからの方が安心です。
また、オークション参加の目的が、愛好家や趣味人として他のコレクターとのコミュニケーションツールとして利用する人には向いている手段です。
専門店では扱われていないマニアックな骨董品を、同じ趣味人に対して譲る程度で行うのであれば、オークションの出品は有効的な方法と言えます。
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骨董品の売買は、オークション出品で取引することは可能ですが、評価額を正しく行って専門家のサポートを受けて取引をしたい場合は、買取業者に売却した方が良いでしょう。
イレギュラーな状況にならないためにも、プロに依頼した方が安心です。
骨董品に特化した買取業者に依頼することで、高価な希少品として算定してもらえたり、安価な取引でトラブルになるリスクを回避することができます。
また、買取業者に依頼した場合は、出張買取や宅配買取などを利用できるので、便利に売買取引を行うこともできます。もちろん、実際に店舗に行って直接買取を依頼することも可能です。買取額に承諾できれば、即現金化してくれるお店もあります。
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オークションの利用は、骨董品の扱いに慣れている専門家、または趣味の一環として行う人に向いている方法です。一方、買取業者の利用は、骨董品の知識がなく初心者の方に向いている方法です。また、評価額に対して正しくスマートに取引したい場合は、買取業者に依頼した方が良いでしょう。
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この記事の監修者
義村 安悟(よしむら あんご)
《経歴》
美観堂 大阪本店店長 査定歴15年
《コメント》
複数の店舗で店長としての経験を活かし、身の回りのさまざまなジャンルのお品物を丁寧に査定しています。特に古美術品の買取においては、作品の歴史や芸術的価値、作家や時代の背景を考慮して査定を行っており、状態だけでなく市場の動向を踏まえ、公正で適正な価格設定を心がけております。
また、遠方にお住まいのお客様からのご依頼も多い中、出張買取を通じて、さらにお役に立てるよう努めてまいりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
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