沈香とは?沈香のおすすめのお香【18選】
公開日 2024/03/12
更新日 2024/12/17
沈香とは香木の一種で、最近注目を集めている香りです。
「沈香の香りを嗅いでみたい」「日々の生活に沈香の香りを取り入れたい」と思われる方も多いのではないでしょうか。
沈香は、人工的に作り出すことは難しいと言われており、匂いを嗅ぐことで気持ちを落ち着かせたりリフレッシュできたりします。
沈香の香木は希少性が高いため入手が困難ですが、お香であれば手軽に沈香の香りを楽しむことが可能です。
本記事では、沈香の香りの特徴や、おすすめのお香をご紹介します。
沈香の香りを楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
ここからは、沈香の香りの特徴や伽羅との関係性について紹介します。
沈香の知識が深まれば、香りの感じ方も豊かになるでしょう。
沈香の香りは、木の深みのなかに清涼感とほのかな甘みが広がります。
アロマオイルでは、アガーウッドと表記されていることもあり、木の深みを強く感じられる香りです。
沈香のお香はお寺で焚かれていることが多いため、お寺に入ったときの神聖な空気を思い出していただくと想像しやすいでしょう。
しかし、沈香は産地や部位によって香りが異なります。
沈香の主な産地はベトナムやインドネシアなどの亜熱帯地域で、産地による香りの違いは以下の通りです。
産地による香りの違い
このように、沈香は産地によって香りが異なるため、様々なお香を準備して香りを嗅ぎ比べても楽しいでしょう。
また、香りは味覚で伝えられることが多く、これを「五味」といいます。
伽羅とは、沈香の高級品を指します。
沈香は、水より重い香木のため「沈水香木」といわれており、これが短縮されて沈香と呼ばれるようになりました。
沈香が水より重いのは樹液の重さです。
沈香は、外部からの刺激により長い年月をかけて樹液を出し、その樹液の量や質が高いものを伽羅と呼んでいます。
伽羅は沈香より重厚で優美な香りがたち、焚かずとも豊かな香りが楽しめるため「香りの王様」と呼ばれている香木です。
関連記事:伽羅とは?香りを身につけられるおすすめのお香【9選】
ここからは、沈香の香りを楽しみたい人のために、おすすめのお香を紹介します。
香りの特徴は五味で表現しているので、どんな香りか想像しながら読み進めてください。
関連記事:香木の使い方を難易度とともに紹介
おすすめのお香
それぞれ見ていきましょう。
日本香堂の「かゆらぎ 沈香」は、和花をイメージして作られた香木です。
沈香の奥深い香りのなかに和花の優美な香りが混ざってリラックスできる香りを放ちます。
お寺にいるような気持ちになれるため、リラックスタイムにぴったりです。
残り香もそれほど残らないため、来客前でも気にせず利用できるでしょう。
上記と同じ日本香堂の「かゆらぎ 沈香 名刺香」は、かゆらぎ 沈香と同じ香りが手軽に楽しめる商品です。
名刺香は名刺入れや手紙に忍ばせることで、名刺や手紙に香りが移ります。
香りは人の記憶に強く印象を与えることができるため、取引先や思いを伝えたい人に良い印象を持ってもらいやすくなるアイテムです。
さらに、鞄やポーチに忍ばせておくことで、鞄から物を取り出すときにふわっと香りが広がって良い印象を持たせることができるでしょう。
日本香堂の「沈香寿山」は、日本香道の有名な商品です。
上記で紹介した「かゆらぎ沈香」より白檀や生薬系香料を豊富に使用しています。
そのため、すっきりと優美な香りが立ち、リフレッシュできるでしょう。
朝の気持ちを整えたいときや読書時、在宅ワークを始めるときなど普段使いにぴったりのお香です。
りらくの「お香りらく 沈香」は、和菓子のようなパッケージと瓶に入っている見た目がおしゃれなお香です。
そのため、そのまま机に出しておいてもインテリアの邪魔にならないでしょう。
コスパもいいため、沈香の香りを試してみたい人やお香を日常使いしたい人におすすめです。
沈香の奥ゆかしい香りのなかに、花や木のみずみずしさを感じさせるような香りが広がります。
深みのあるお香よりもライトに香るお香が好みの人におすすめです。
尚林堂の「沈香和響 超ミニ寸」は、1本6cmと短めで、燃焼時間は14分程と短めのため、朝のリフレッシュにぴったりのお香です。
香りは、インド産の白檀がふんだんに含まれているため、甘味が際立ちます。
ほかにも丁字や桂皮などの漢方がバランスよく調合されているため、清涼感やスパイシーさ、深みもしっかり感じられるお香です。
小松マテーレの「g-cube 沈香」は、火を使わずに2〜3ヶ月間沈香の香りを楽しめるお香です。
そのため、小さなお子さんや動物がいる家庭や、お香を焚いている余裕がない人でも利用できます。
利用方法は簡単で、専用の香箱のふたを開けるだけです。
そのため、合間のリラックスタイムに利用できます。
高野山大師堂の「高野山の極上塗香」は、粉末状になっており、直接肌につけて香りをまとわせます。
利用方法は、手に少量の塗香を塗り込むだけです。
元々、行者が身を清めるために作られたもので、簡単に香りをまとうことができます。
香りは優しく温かみのある香りをしているため、香水代わりにおすすめです。
カメヤマの「沈香 煙少香」は、桐箱に入っている高級感あふれるお香です。
そのため、自分用ではなくプレゼントやお返しに利用できます。
燃焼時間は25分と長めですが、煙が少ないため普段使いにぴったりです。
香りは癖がなく軽い香りのため、普段お香をたく習慣がない人でも使いやすいでしょう。
みのり苑の「風韻 沈香」は、本物の沈香の香木が含まれているお香です。
そのため、柔らかくほんのり香る上品な香りが特徴で、本物の沈香の香りを楽しめます。
お仏壇のお供えから心身のリフレッシュ、来客時の準備まで幅広いシーンで利用可能です。
鳩居堂の「香木の香り 沈香」は、6cmほどの持ち運びしやすいお香です。
香りは、沈香ならではの上品で優美な香りがしっかり感じられます。
そのため、出張先や旅行先での利用にぴったりでしょう。
お試ししやすい価格のため、沈香の香りを楽しんでみたいという方にもおすすめです。
玉初堂の「沈香陽成」
様々な産地の沈香や白檀、漢方薬を混ぜて作られたお香
気品あふれる沈香の香りのほかに白檀の優しい香りと漢方のスパイシーな香りが合わさって奥ゆかしい香りを感じることができる
残り香もしっかり感じることができるため、長く香りを楽しみたい人におすすめです
玉初堂の「梅書院」は、梅肉が練りこまれているお香です。
焚くと沈香の香りに梅の甘酸っぱい華やかな香りを感じることができます。
燃焼時間は35分程と長めのため、読書時やリラックスタイムにおすすめです。
とくに、女子に人気のある香りのため、贈り物にも選ばれることもあります。
また、梅肉が練りこまれたお香は平安時代からあり、長年好まれてきた香りのため、ぜひ一度試してみてほしい商品です。
誠寿堂の「極品沈香日月」は、香木の含有量が多いお香です
そのため、沈香の香木そのものの香りを楽しむことができます。
さらに、香木のなかで高級である「沈梗」を使用しているため、より神秘的で深みのある香りを楽しめるでしょう。
沈香そのものの香りを楽しみたい人におすすめのお香です。
梅栄堂の「特撰聚香國」は、お寺を思い起こさせるようなお香です。
梅栄堂のお香は様々なお寺で利用されることが多く、有名なお寺を訪れたときに知らず知らずのうちにこの香りを嗅いでいます。
そのため、お香らしい香りが好きな人におすすめです。
精華堂の「特撰沈水シャム・タニ」は、沈香の香木の含有量が多いお香です。
商品名になっているシャムとタニは、沈香の産地を表しています。
沈香は産地によって香りが異なるため、香りの嗅ぎ比べができる商品です。
そのため、沈香の香りの違いを楽しみたい人や気分によって焚くお香の種類を替えたい人は一度利用してみてください。
天年堂の「天成」は、沈香のほかに漢方も含まれているお香です。
そのため、沈香の気品あふれる香りに漢方のスパイシーさが絶妙に合わさり、より深みのある香りを表現しています。
さらに、時間が経つにつれ香りが変化するため、何度焚いても飽きさせないでしょう。
ほかのお香とは一味違う香りが楽しめるため、お香好きな人への贈り物におすすめです。
薫寿堂の「花琳 瑞涛」は、スパイシーな香りが特徴のお香です。
沈香のほかに丁子や八角がふんだんに含まれているため、柔らかい香りのなかにスパイシーさをしっかり感じることができます。
気持ちを切り替えたいときや甘めの香りが苦手な人におすすめです。
青と金のパッケージと、香りの特徴から男性へのプレゼントに最適でしょう。
大発の「特選沈香」は、沈香の重厚さが際立つ香りのお香です。
香りは味覚で表現されることが多いのですが、この「特選沈香」は苦みがしっかり効いています。
しかし、苦みのなかに深みや辛みを感じるため、お仏壇でお供えとしてあげるだけでなく集中力を高めたいときにぴったりです。
大発で発売されている他の香りは華やかなものが多いため、そのギャップに驚く人は多いでしょう。
沈香の香りを手軽に楽しむおすすめのお香を紹介しました。
お香のなかには沈香の天然香木をふんだんに使ったものから、あえてほかの香木や漢方を配合しているものまで多種多様です。
また、お香の長さや燃焼時間、残り香の香り方など様々な特徴があります。
沈香の香りを嗅いでみたい人や、朝の気持ちを切り替えるときに利用したい人、読書やリラックスタイムにお香を利用したい人など用途も様々です。
好みの香りを見つけることも重要ですが、お香を選ぶ際は利用するタイミングも考えて選んでみてください。
そうすることで、お香の利用頻度もあがって快適なお香ライフを楽しめるでしょう。
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この記事の監修者
義村 安悟(よしむら あんご)
《経歴》
美観堂 大阪本店店長 査定歴15年
《コメント》
複数の店舗で店長としての経験を活かし、身の回りのさまざまなジャンルのお品物を丁寧に査定しています。特に古美術品の買取においては、作品の歴史や芸術的価値、作家や時代の背景を考慮して査定を行っており、状態だけでなく市場の動向を踏まえ、公正で適正な価格設定を心がけております。
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