【2026年最新】木材は売れる?買取相場・木の値段ランキング・売却先を解説
公開日 2025/02/25
更新日 2026/08/31

倉庫に残っている角材や古材、伐採した丸太、庭や山に生えている木を見て、「この木は売れるのだろうか」「木を買ってくれる業者はどこだろう」と考えている方もいるでしょう。
結論からいうと、木は種類や状態によって売れる可能性があります。ただし、木材買取相場は一律ではありません。
立木、伐採済みの丸太、未使用の建築材、古民家の梁、銘木、香木では、それぞれ相場の算出方法や適切な買取業者が異なります。林野庁も、立木の価格は樹種や材積、搬出条件、市況などによって左右されると説明しています。
本記事では、木を売る場合の相場、高く売れる木、木の値段ランキング、木材買取業者の種類と選び方について解説します。
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目次

木は、どのような状態で保管されているかによって売却先が変わります。
| 売りたい木の状態 | 主な相談先 | 査定で確認されるポイント |
|---|---|---|
| 山林や庭に生えている立木 | 森林組合、林業会社、立木買取・伐採業者 | 樹種、材積、幹の太さ、搬出経路 |
| 伐採済みの丸太や原木 | 原木市場、製材所、木材買取業者 | 樹種、長さ、直径、数量 |
| 未使用の角材や建築材 | 建材買取業者、住宅資材のリユース業者 | 規格、数量、未使用か、反りや傷み |
| 古民家の梁や柱 | 古材専門業者、古建築材の再生業者 | 樹種、太さ、長さ、虫食い、釘の有無 |
| 一枚板や銘木 | 銘木店、材木店、木工材料専門業者 | 樹種、幅、厚み、乾燥状態、木目 |
| 香りのある木片や由来のある木 | 香木・骨董品専門業者 | 香り、樹脂量、重さ、保存状態、来歴 |
「木材買取業者」と検索して見つかった業者であっても、すべての木材を買い取っているわけではありません。未使用の建築材を専門とする業者、立木を伐採して引き取る業者、古材を再利用する業者など、取扱品目は業者ごとに異なります。
まずは、売りたい木がどの分類に該当するのかを確認しましょう。
関連記事:流木は売れる?販売方法や相場を解説
木の塊が売れる背景には、主に素材の質感や耐久性、そして新しい木材にはない独特の魅力が挙げられます。
以下では、それらの具体的な理由を3つに分けて解説します。
関連記事:香木はなぜ高い?その理由と買取相場を解説
木材は経年変化により色味や木目の深みが増すため、古い木ほど風合いが豊かになることがあります。アンティーク調のインテリアやDIY作品では、温かみのある表情が高く評価されます。傷や節も個性として好まれる場合が少なくありません。
樹種によっては乾燥を繰り返すうちに内部が締まり、割れにくくなる場合があります。適切に保管されていた木材なら、近年伐採された木よりも安定した強度を持つこともあります。施工や加工の際に安心感が得られるため、需要が生まれます。
長い年月を経た木材は、現在では入手が難しい樹種や太さを持っていることが多いです。古い住宅の梁や柱を再利用したい建築家やインテリア愛好家にとって、希少性の高い素材として注目されます。新品にはない雰囲気や歴史が付加価値となり、高い評価を得る要因です。
木の塊の中にはツヤツヤした良い香りのする可能性があります。もしかしたらそれは「香木」かも知れません。香木は、樹脂を含む特殊な木材で、豊潤で奥深い香りがするのが特徴です。代表的なものに沈香(じんこう)や伽羅(きゃら)があり、古来より香道や仏教儀式で重宝されてきました。
買取価格は香木の質や大きさによって大きく変動し、数十万円から一千万円に届く金額になる可能性があります。
そのため、出土不明の木の塊が倉庫やご親族の部屋から見つかった時は、香木の可能性を疑った方がいいです。
関連記事:沈香とは?沈香のおすすめのお香【18選】
木材買取相場を見る際は、「立木の価格」「丸太の取引価格」「加工された木材製品の販売価格」「実際の中古木材の買取価格」を区別する必要があります。
同じスギやヒノキであっても、山に生えている状態と、伐採・乾燥・加工された状態とでは価格が大きく異なるためです。
林野庁が掲載している2025年3月の全国平均山元立木価格は、北海道と沖縄県を除き、次のとおりです。
| 樹種 | 全国平均山元立木価格 |
|---|---|
| スギ | 1立方メートル当たり4,026円 |
| ヒノキ | 1立方メートル当たり9,494円 |
| マツ | 1立方メートル当たり2,453円 |
山元立木価格とは、最寄りの木材市場での素材価格から、伐木・造材・運搬などの費用を差し引いた価格です。したがって、単純に木材市場の価格を木の量に掛けた金額が、所有者の受取額になるわけではありません。
また、立木は「1本いくら」と決められているものではなく、利用できる材積や品質、搬出条件などを含めて査定されます。山奥にあり重機やトラックが入れない場合は、木自体に価値があっても搬出費用が高くなる可能性があります。
農林水産省が2026年8月5日に公表した「木材価格(令和8年7月)」では、全国価格が次のように示されています。
| 品目・規格 | 全国価格 |
|---|---|
| スギ中丸太 | 1立方メートル当たり15,600円 |
| ヒノキ中丸太 | 1立方メートル当たり21,300円 |
| スギ正角・乾燥材 | 1立方メートル当たり78,200円 |
| ヒノキ正角・乾燥材 | 1立方メートル当たり95,200円 |
中丸太は直径14~22cm、長さ3.65~4m、正角材は厚さ10.5cm、幅10.5cm、長さ3mという特定規格の価格です。
ただし、この統計における素材価格は製材工場などが仕入れる際の購入価格、木材製品価格は木材市場や卸売業者などの販売価格です。個人が保管している中古木材の買取価格を示すものではありません。
そのため、「スギ正角材が1立方メートル当たり78,200円だから、手元のスギ材も同額で売れる」とは判断できません。
未使用の角材や建築材は、規格が明確で、反りや傷みが少なく、一定の数量がそろっている場合に買い取られる可能性があります。
住宅資材の買取業者が公開している例では、次のような価格が掲載されています。
これらは過去の買取事例の一例であり、全国共通の木材買取相場ではありません。サイズ、数量、保管状態、地域、在庫状況によって価格は変わります。
古材の場合、樹種や長さ、厚み、そして保存状態によって相場が変わります。たとえば築百年以上の古民家から取り出された大きな梁などは、加工して再利用する需要が高いため、1本数万円から数十万円の値がつくケースもあります。ただし虫食いが多かったり、割れが目立つ場合は大幅に査定額が下がることがあります。
また、市場には古材専門の業者も存在します。こうした業者は古材の流通ネットワークを持ち、木材の文化的価値も考慮するため、適正な価格での取引が期待できます。

見慣れない木片や、香道具と一緒に保管されていた木には、沈香や伽羅、白檀などの香木が含まれている可能性があります。
香木は一般的な建築用木材とは評価基準が異なり、香り、樹脂の含有量、重さ、産地、加工の有無、保存状態、来歴などを総合して査定します。
美観堂では、安い価格帯の香木でも3万円程度、状態の良いのベトナム伽羅では最大で900万円で買取を行った実績があります。
よくある香木の買取価格ですと、10万円~80万円程度の買取が多い傾向にあります。
香木の売却をお考えの方は、ぜひ美観堂の買取査定をご活用ください。
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木の値段は、樹種だけでなく、品質、大きさ、木目、樹脂量、乾燥状態、産地、来歴などによって大きく変わります。
ここでは、香木専門店が公開している買取相場や販売価格、銘木店の販売事例、木材専門資料における価格評価をもとに、単位重量あたりで高値になりやすい木をおおよその順番でランキングにしました。
なお、香木、板材、原木では取引単位が異なります。下記の価格は同一条件で比較したものではなく、高く売れる可能性を判断するための目安です。特に4位以下は、木目や大きさによって順位が入れ替わることがあります。
| 順位 | 木の種類 | 公開されている価格・評価の目安 |
|---|---|---|
| 1位 | 伽羅 | 買取目安は1g約1万~4万円。品質によっては1g4万円を超える実績もある |
| 2位 | 沈香 | 販売例は1g約1,300~3,300円。香道用の高品質品はさらに高くなる |
| 3位 | 白檀 | 原木・彫刻材では1kg換算約2万7,000~6万円前後の販売例がある |
| 4位 | スネークウッド | 木材の仕入れ価格は1kg約2万~4万円が目安 |
| 5位 | 黒柿 | 小型から中型の板材でも、1枚約3万~5万5,000円の販売例がある |
| 6位 | ガボンエボニー・黒檀 | 一般的なローズウッドの約2~3倍で取引されることがある高級材 |
| 7位 | ブラジリアンローズウッド | 非常に高価で、現在は既存在庫や古材を中心に取引される希少材 |
| 8位 | リグナムバイタ | 容積ではなく重量で取引されることもあり、価格が非常に高い希少材 |
| 9位 | ジリコテ | 一部のローズウッドを上回り、黒檀に近い価格になることがある |
| 10位 | 杢入りコア | 縮み杢やカーリー杢が強く現れた材は、通常材を大きく上回ることがある |
木の値段ランキングで最も高額になりやすいのが伽羅です。
伽羅は沈香の中でも最高級品とされる香木で、一般的な建築材や家具材とは異なり、グラム単位で取引されます。
買取相場では、伽羅の買取価格は1g当たり約1万~4万円程度が目安となります。品質によっては、1g4万円を超える査定実績もあります。
伽羅の価値を左右する主な要素は、次のとおりです。
同じ伽羅でも、品質によって価格には大きな差があります。色が黒い、重い、水に沈むといった一つの特徴だけで、伽羅と断定することはできません。
第2位は沈香です。
沈香は、ジンチョウゲ科の樹木に長い年月をかけて樹脂が蓄積してできる香木です。樹脂の量が多く、香りの質が高いものほど高く評価されます。
沈香は1g当たり約1,300~3,300円程度のお品物もあります。産地や品質によって価格差があり、香道に使用される高品質な沈香や、大きな姿物はさらに高額になる場合があります。
査定では、次のような点が確認されます。
沈香に見える木であっても、香木としての価値が認められない場合があります。自己判断で削ったり焚いたりせず、そのままの状態で査定してもらうことが重要です。
第3位は白檀です。
白檀は、木そのものに甘く特徴的な香りがある香木です。特にインド南部のマイソール地方で採れる老山白檀は、高品質な白檀として知られています。
彫刻用の白檀材は重量換算で1kg当たり約2万7,000~4万3,000円程度、刻みや粉末の老山白檀は1kg当たり税込6万500円で販売される例もあります。
ただし、白檀であればすべて高値になるわけではありません。
特に高く評価されやすいのは、次のような白檀です。
白檀は伽羅や沈香よりも流通量が多いため、通常は両者よりも価格が低くなります。ただし、大型の原木や彫刻材、古い老山白檀などは高く評価される可能性があります。
第4位はスネークウッドです。
スネークウッドは、蛇のうろこのような独特の模様が現れる希少木材です。輸入元などによって差はありますが、木材業者が公開している仕入れ価格は1kg当たり約2万~4万円です。
実際の販売例では、25mm×91mm×823mmの板材が12万1,000円で販売されています。模様がはっきりしており、割れが少なく、十分に乾燥した材ほど高く評価されます。
ただし、スネークウッドは乾燥中に割れやすいため、大きくて状態のよい材は非常に限られます。
第5位は黒柿です。
黒柿は、柿の木の一部に黒色や黒褐色の縞模様が現れた希少な木材です。
公開販売例では、黒柿の板材に次のような価格が付けられています。
黒柿の中でも、孔雀の羽のような細かな模様が現れた「孔雀杢」や、黒い部分が広く均一に入っている材は、特に高く評価される可能性があります。
一方で、黒柿は割れやすく、白い部分が多い材や、黒い模様が少ない材は、同じ価格帯になるとは限りません。
第6位は、ガボンエボニーなどの黒檀類です。
ガボンエボニーは黒色が濃く、木目が細かい高級木材です。海外の木材専門資料では、流通している木材の中でも特に高価で、一般的なローズウッドの約2~3倍になることがあるとされています。
特に評価されやすいのは、次のような材です。
「黒檀」という名称で流通する木には複数の種類があり、すべてが同じ価格になるわけではありません。
第7位は、ブラジリアンローズウッドです。日本ではジャカランダと呼ばれることもあります。
ブラジリアンローズウッドは、楽器や高級家具に用いられてきた希少木材です。現在は国際取引が厳しく規制されており、主に規制前から存在する材や、古い家具・楽器から取り外された材などが流通しています。
希少性が高い一方、売却時には樹種だけでなく、入手時期や来歴を確認できる書類が重要になる場合があります。
出所を確認できない材については、希少木材だからという理由だけで自由に売買できるとは限りません。
第8位はリグナムバイタです。
リグナムバイタは非常に重く硬い木材で、一般的な木材のように容積ではなく、重量を基準として取引されることがあります。
海外の木材専門資料でも、取引が制限されており、価格は非常に高いと評価されています。
ただし、リグナムバイタに似た別の木が同じ名称で販売される場合があります。本物かどうかによって価値が異なるため、樹種の確認が重要です。
第9位はジリコテです。
ジリコテは、黒色や濃褐色の複雑な模様が特徴の高級木材です。木材専門資料では、一部のローズウッドより高く、黒檀に近い価格になる可能性があるとされています。
特に、蜘蛛の巣のような細かな模様が全体に現れている材や、ギターなどの楽器に使用できる幅のある材は高く評価されやすくなります。
第10位は、ハワイ原産のコアです。
コア自体が高価な木材ですが、縮み杢、カーリー杢、キルト杢などの美しい模様が強く現れている材は、通常のコア材を大きく上回る価格になることがあります。
ただし、模様が少ない通常材と、全面に杢が現れた最高級材では価値が大きく異なります。

木の塊を売却すると決めた場合、事前に把握しておきたい要素があります。ここではサイズ、状態、木の種類の3つを中心に解説します。
大きい木材ほど加工次第で多用途に活用できるため、需要が高まる傾向があります。ただし重すぎたり大型すぎたりすると運搬費がかかるため、買い手が限られることもあります。運送コストや保管スペースも含めて考えるとよいでしょう。
シロアリ被害や腐食が進んでいる場合、価値が大きく下がる可能性があります。屋外で長年放置されていた木の塊でも、内部が乾燥しており害虫がいない状態なら高い評価を得られる場合もあります。ひび割れやカビなども事前に確認しましょう。
ケヤキやヒノキ、スギといった国産材、またはウォルナットやチークなどの輸入材など、樹種によって値打ちは異なります。特に希少な樹種や木目の美しいものは高額になりやすいです。どの樹種にあたるのか調べたうえで査定を依頼するとスムーズです。
関連記事:香木とは?種類や買取相場とともに解説

売るほどの価値が感じられない、あるいは急いで処分したい場合には、自治体や専門業者などを利用する方法があります。それぞれに手間や費用が異なるため、状況に合わせて選ぶとよいでしょう。
自治体のルールに従い、可燃ゴミまたは粗大ゴミとして出す方法です。小さく切断すれば可燃ゴミとして処理できる地域もありますが、粗大ゴミとして扱われるケースもあります。処分費用や収集日程を事前に確認してください。
自身で搬入できる場合、ゴミ処理センターに直接持ち込む選択肢があります。量や重さによって処分費用が発生し、受け入れできる時間帯が決まっている施設もあるため、事前に問い合わせることが重要です。
重量がある木材や大量の不要材を処分する際は、専門業者に引き取りを依頼することが可能です。業者によっては、木材を再利用資源として扱ってくれるところもあります。依頼時に回収費用や日程を確認すると安心です。

まだ使える木材なら、再利用して価値を生み出すことができます。自分で加工できる場合や、そのまま使えるアイデアを活用すると廃棄コストを抑えることもできます。
DIYでテーブルや棚を作ったり、小物やインテリア雑貨に加工したりする例があります。木目がきれいな部分を活用して、独自のデザインを楽しむこともできます。日曜大工が趣味の方には魅力的な選択肢です。
大きな木の塊なら、そのままインテリアとして置いても存在感があります。本の仕切りにしたり、玄関先の飾り台にしたりと工夫が可能です。自然素材の風合いを活かすことで、部屋のアクセントになります。
木の塊は色味や質感、そして古材としての希少性などによって高額で取引されるケースが少なくありません。売却を検討する際にはサイズや状態、木の種類をチェックし、必要に応じて古材専門業者へ査定を依頼するのがおすすめです。 一方で価値がつかない場合でも、DIYやオブジェとして再利用する方法や、適切に処分する選択肢があります。
大切な木の資源を捨てる前に、まずは木の持つ潜在的な魅力を確認してみてはいかがでしょうか。
また、先述しましたが、木の塊が香木の可能性もあります。状態やサイズによってはとんでもないほどの金額になる可能性があります。
もし、見慣れない木の塊から良い匂いがしたら、香木の可能性を思い出して美観堂までお問合せください。
この記事の監修者

義村 安悟(よしむら あんご)
《経歴》
美観堂 大阪本店店長 査定歴15年
《コメント》
複数の店舗で店長としての経験を活かし、身の回りのさまざまなジャンルのお品物を丁寧に査定しています。特に古美術品の買取においては、作品の歴史や芸術的価値、作家や時代の背景を考慮して査定を行っており、状態だけでなく市場の動向を踏まえ、公正で適正な価格設定を心がけております。
また、遠方にお住まいのお客様からのご依頼も多い中、出張買取を通じて、さらにお役に立てるよう努めてまいりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
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