昔のお金の価値一覧|日本・中国・海外の古銭と買取実績を紹介
公開日 2026/08/04
更新日 2026/08/04

実家の整理や遺品整理をしている際に、昔のお金が見つかることがあります。
なかには、現在の額面を超える価値が付く古銭もありますが、価値は名称だけで決まるとは限りません。
発行された年代、希少性、素材、保存状態などによって評価は異なるものです。
本記事では、日本の古銭をはじめ、中国、ヨーロッパ、アメリカなどの昔のお金を紹介します。
なお、ここで紹介する「価値」とは、当時の購買力ではなく、現在の古銭としての価値を指します。
目次
昔のお金には、日本の小判や穴銭だけでなく、中国古銭、古代ローマの金貨・銀貨、ヨーロッパやアメリカで発行された金貨なども含まれます。価値は発行年代や種類、希少性、保存状態によって異なるため、代表的な貨幣の特徴と価値相場を一覧で確認しましょう。
| 昔のお金の名称 | 主な地域・時代 | 価値ポイント | 価値相場 |
|---|---|---|---|
| 清時代古銭「咸豊通宝」 | 中国・清時代の19世紀 | 額面や鋳造局、寸法、重量、材質、文字の特徴、保存状態などによって評価が異なります。 | 美観堂買取実績250,000円 ※過去の買取実績であり、現在の価格や同種品の買取価格を保証するものではありません。 |
| 江戸時代「享保小判金」 | 日本・江戸時代中期 | 江戸幕府が発行した小判で、金品位や重量、刻印、保存状態が評価を左右する歴史的な貨幣です。 | 美観堂買取実績500,000円 ※過去の買取実績であり、現在の価格や同種品の買取価格を保証するものではありません。 |
| アウレウス(Aureus) | 古代ローマ・共和政末期~帝政期 | 皇帝や歴史的人物を描いた金貨で、発行者や図柄、現存数、保存状態によって価値が変わります。 | 数百万円~数千万円以上。カリグラ帝と大アグリッピナを描いた品には216,000米ドルの落札例があります。 |
| アメリカ・コイン | アメリカ・18世紀後半以降 | 希少年号、造幣局、鋳造枚数、金属の種類、鑑定グレードなどが評価のポイントです。 | 一般品は数百円~数万円、人気銀貨は4,000円~15万円前後。希少品は100万円以上になる場合があります。 |
| エジプト・ドラクマ | 古代エジプト・プトレマイオス朝など | 発行時代、王や神々の肖像、金属、鋳造地、保存状態などによって価値が変わります。 | 一般的な銅貨は約1万円~22万円前後。保存状態や図柄に優れた品は50万円以上になる場合があります。 |
| カロリング朝の金ソリドゥス | 西ヨーロッパ・8~9世紀 | 真正性や銘文、発行地、君主、来歴、保存状態が評価を大きく左右します。 | 海外の落札例では約750万円~2,200万円以上が目安です。 |
| カリフォルニア・ゴールドラッシュ・ダラー | アメリカ西部・19世紀中頃 | 私鋳金貨やトークンは、発行者、歴史的背景、発行数、保存状態が重視されます。 | 一般品は数万円~数十万円。種類によっては100万円以上で、432,000米ドルの落札例もあります。 |
| ギリシャ・ドラクマ | 古代ギリシャ・各都市国家 | 発行都市、年代、肖像、神話を題材にした図柄、保存状態などが評価されます。 | 一般的な銀貨は約3万円~8万円前後。希少品は10万円~100万円以上になる場合があります。 |
| シリング(Shilling) | 英国・16世紀初頭~20世紀 | 君主、年号、造幣局、材質、製造上の特徴、保存状態によって価値が変わります。 | 一般品は1,000円前後から、良好品は約8,000円~7万円前後。希少年号は10万円以上になる場合があります。 |
| スペイン・ダラー | スペイン帝国・16~19世紀 | 鋳造地の刻印、年代、肖像、額面、保存状態などが評価の手掛かりです。 | 一般的な8レアル銀貨は約2万円~12万円前後。希少品は数十万円~数百万円以上になる場合があります。 |
| リーヴル・トゥルノワ | フランス・中世~近世 | 関連する貨幣の発行者、額面、金属、年代、造幣局などによって価値が異なります。 | 関連する銀貨は約1万円~20万円前後。希少な金貨や造幣局の品は100万円以上になる場合があります。 |
| フロリン(Florin) | イタリア・中世 | 金の純度、発行時期、刻印、保存状態、来歴などによって評価されます。 | フィレンツェの金フロリンは約10万円~120万円前後。希少品はさらに高額になる場合があります。 |
| リラ(Lira) | イタリアなど・中世~近代 | 発行国、君主、年号、材質、鋳造枚数、保存状態によって評価が分かれます。 | 一般的な銀貨は数千円~4万円前後。希少年号は数十万円、金貨は30万円~100万円以上になる場合があります。 |
| デナリウス(Denarius) | 古代ローマ・共和政~帝政期 | 皇帝や歴史的人物、神々の図柄、発行時期、現存数、保存状態が価値を左右します。 | 一般品は数万円~20万円前後。希少な皇帝や図柄は数十万円~100万円以上になる場合があります。 |
| 和同開珎 | 日本・奈良時代 | 銀銭と銅銭の違い、文字の形、鋳造状態、保存状態、真贋が重要です。 | 真正品の銅銭は約10万円~30万円前後。種類や保存状態によっては100万円以上になる場合があります。 |
※上記は国内外の販売価格やオークション落札例を基にした参考相場です。実際の買取価格は、真贋、保存状態、希少性、鑑定機関の評価、為替相場などによって異なります。
※上記は国内外の販売価格やオークション落札例を基にした参考相場です。実際の買取価格は、真贋、保存状態、希少性、鑑定機関の評価、為替相場などによって異なります。
日本では、現在の円が使われる以前から、さまざまな貨幣が流通していました。
その代表例として、奈良時代の和同開珎や江戸時代の享保小判金があります。
和同開珎は字体や方孔(中央の四角い穴)の違いによって細かく分類されており、日本銀行金融研究所貨幣博物館では分類資料や所蔵資料が公開されています。
中国古銭は、清時代の咸豊通宝のように、額面だけでなく鋳造地、書体、サイズなどの違いによって評価が変わります。
特に珍しい種類や保存状態のよいものは、収集価値が高まる場合があります。
海外の古銭には、アウレウスやデナリウス、ドラクマ、シリング、スペイン・ダラー、フロリンなど、同じ名称でも国や時代によって異なる種類があります。
大英博物館の所蔵情報でも、貨幣ごとに年代や素材、重量などの個体情報が確認できます。
ただし、価値を判断する際は、名称だけでなく発行国や発行者、年代、額面、素材を確認することが重要です。
以下の価格は美観堂における過去の買取実績です。
古銭の買取価格は、種類や年代、保存状態、市場動向などによって異なり、同じ種類の古銭が同額になることを保証するものではありません。
美観堂では、昔のお金の価値を確認し、実際の状態や特徴を踏まえた査定を行っています。
過去の買取実績では、清時代古銭「咸豊通宝」が250,000円、江戸時代「享保小判金」が500,000円で買い取られています。
咸豊通宝は、清時代に発行された古銭で、鋳造地や書体、サイズなどの違いによって評価が変わります。
また、享保小判金は江戸時代に流通した金貨で、金の品位や刻印、保存状態などが査定時の確認ポイントになります。
このように、昔のお金は古い年代のものだから高く評価されるとは限りません。
発行された時代や種類、希少性、保存状態など複数の要素によって価値が決まるため、自宅に保管している古銭の価値を知りたい場合は、専門的な知識を持つ査定先へ相談するとよいでしょう。
咸豊通宝は、清時代に鋳造された中国古銭の一つです。
美観堂では、清時代古銭「咸豊通宝」を250,000円で買い取った実績があります。
咸豊通宝には複数の額面や種類があり、額面、鋳造局、書体、サイズ、重量、素材、保存状態などによって評価が変わります。
同じ咸豊通宝でも、鋳造された地域や種類、文字の特徴、状態によって価値は異なります。
なお、当社の買取実績ページでは、保存状態が良好で、文字や模様が鮮明に残っている品として紹介しています。
また、箱や鑑定書などの付属品がある場合は、査定時の確認材料になることがあります。
そのため、古銭の価値を判断する際は、名称だけでなく、個体ごとの特徴を確認することが重要です。
享保小判金は、江戸時代に発行された金貨の一つで、美観堂では500,000円で買い取った実績があります。
小判は発行された年代や種類、刻印、重量、保存状態などによって評価が異なり、すべての享保小判金が同じ価格になるとは限りません。
そのため、査定では重量や寸法、表面・裏面にある刻印の状態、金貨自体の保存状態などを確認します。
また、鑑定書の有無も査定時の確認項目の一つです。
当社の買取実績ページでは、保存状態が良好で、金の含有量や純度が高い享保小判として紹介しています。
ただし、同じ享保小判金でも、保存状態や個体ごとの特徴によって価値は変わるため、実物を確認した査定が欠かせません。
昔のお金は、単に古いという理由だけで高額になるわけではありません。
発行された時代や種類、希少性、保存状態など、複数の要素を総合的に確認したうえで価値が判断されます。
昔のお金の価値を決める主なポイントは、以下の4つです。
昔のお金の価値は、年代の古さだけで決まるわけではありません。
発行数が少ないものや、現在まで残っている数が限られている古銭は、収集需要によって高く評価される可能性があります。
また、同じ種類の貨幣でも、発行された時期や地域、状態によって価値が異なる場合があります。
昔のお金の価値を判断する際は、文字や模様が明瞭に残っているか、傷や欠け、摩耗、変形がないかなど保存状態が確認されます。
特に長い年月による自然な経年変化は評価対象になる一方で、人為的な洗浄や研磨による表面の変化は価値に影響する場合があります。
金貨や銀貨は、古銭としての歴史的価値や希少性に加えて、使用されている金や銀など素材そのものの価値も査定に影響する場合があります。
ただし、素材価格だけで買取価格が決まるとは限りません。
発行された年代や種類、希少性、保存状態などを総合的に確認して評価されるものです。
同じ名称の古銭でも、発行された年、額面、鋳造地、刻印、書体などの違いによって複数の種類に分類されます。
そのため、見た目や名称だけで価値を判断することは難しく、細かな特徴や状態を確認したうえで専門的に査定することが重要です。
昔のお金を見つけた際は、価値を下げないためにも不用意な手入れや処分を避け、正しい方法で扱うことが大切です。
もし、昔のお金を見つけた際は、価値を損なわないためにも以下の点に注意しましょう。
昔のお金をきれいにしようとして、洗剤や研磨剤で磨くことは避けましょう。
表面に残る文字や模様、自然な風合いを損なう可能性があります。汚れが気になっても、基本的には見つけた状態のまま査定に出すことが大切です。
箱やケース、鑑定書、購入時の資料、古銭が入っていた袋などは、捨てずに保管しましょう。
付属品が残っていることで、古銭の情報確認や査定時の判断材料になる場合があります。
大量の古銭の中には、希少性の高いものが含まれている可能性があります。
名称や見た目だけで判断せず、処分する前に査定を依頼しましょう。価値を確認することで、思わぬ古銭を見逃すリスクを減らせます。
昔のお金の価値は、年代だけでなく、希少性、素材、保存状態などによって異なります。
日本の古銭だけでなく、中国や海外の古銭にも価値が付く可能性があるため、名称や種類が分からないものでも自己判断で処分しないことが大切です。
また、磨いたり洗ったりすると価値に影響する場合があるため、見つけた状態のまま専門家へ確認しましょう。
美観堂では、古銭の種類や状態を確認したうえで査定を行っています。
価値が分からない昔のお金についても相談できるため、処分前にお気軽にお問い合わせください。
この記事の監修者

義村 安悟(よしむら あんご)
《経歴》
美観堂 大阪本店店長 査定歴15年
《コメント》
複数の店舗で店長としての経験を活かし、身の回りのさまざまなジャンルのお品物を丁寧に査定しています。特に古美術品の買取においては、作品の歴史や芸術的価値、作家や時代の背景を考慮して査定を行っており、状態だけでなく市場の動向を踏まえ、公正で適正な価格設定を心がけております。
また、遠方にお住まいのお客様からのご依頼も多い中、出張買取を通じて、さらにお役に立てるよう努めてまいりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
《許可証》
古物商営業許可番号:第62111R051143号
美観堂買取
〒542-0062大阪府大阪市中央区
上本町西5丁目3-3ワンダー5ビル1F
|
|
|
|