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刀剣・日本刀

日本刀の値段を決める基準とは?基本ポイントと3つの基準について

公開日 2025/04/18

更新日 2025/04/21

刀を売却したいと思われている方に向けて、日本刀の値段の基準について解説していきます。

骨董に関心のある方でも、日本刀の価格を判断するのは容易ではありません。値段が決まる基準にはさまざまな要素があり、一律に「◯◯であれば◯円」と判断することはできません。保有している刀の価値をご存じない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、日本刀の値段を決める基準について解説します。参考にしていただければ、今お持ちの刀の価値についてはかるための一助となるかもしれません。

日本刀の値段が決められるポイント

日本刀の価格を左右する主な要素は三つに分類されます。「知名度」「状態」「作刀年代」の3つです。

それぞれについて詳しく解説していきます。

ポイント1:知名度

最初に挙げられるのは、刀そのものの知名度です。知名度は「作品としての認知度」と「刀工の評価」に大別されます。名前が知られていて人気があったり、ランクが高かったりする刀工が制作した日本刀であれば、かなりの値段になるかもしれません。刀工のランクである「位列」については後に解説します。

そして刀自体の知名度も値段を左右する要素のひとつです。たとえば「妖刀村正」「妖刀村雨」「菊一文字」などは、刀に詳しくない方にも知られているほど知名度があります。もちろんこれほど有名でないにしても、知名度の高さによって日本刀の値段は変わります。

ポイント2:日本刀の状態

続いては状態です。陶器や絵画など、どのようなジャンルのものであっても、良い状態を保っている方が高い値段が付けられるもの。刀も例外ではありません。

有名な刀工が制作した刀であっても、傷がついていたり錆が出ていたりすると値段は下がってしまいます。ごく小さな傷であっても値段が下がることがあり、日本刀の値段に最も影響を与えやすい要素であるとも言えます。保存状態が優れていれば、それに応じた高額査定が期待されます。

ポイント3:作刀年代

作刀年代もまた、日本刀の評価額を大きく左右する要因となります。骨董の世界では、作刀年代が古い刀の方が価値があるとされています。

古い刀は時代を経て、現存している数が非常に少ないものです。たとえば江戸時代末期に制作された作品と、鎌倉時代に制作された作品とでは経てきた年数が違います。したがって鎌倉時代に制作された刀の方が価値があり、値段も高くなると言えるのは当然のことです。

古い刀が現代まで遺されていること自体、極めて稀な例といえます。そのため一般的に、作刀年代が古いものほど高い評価が与えられる傾向にあります。

日本刀の値段に影響する鑑定区分

日本刀の鑑定においては、価格を決定するための「鑑定区分」が設けられていることが特徴のひとつです。

鑑定区分とは日本国または日本美術刀剣保存協会によって定められています。国による鑑定区分には、「国宝」「重要文化財」「重要美術品」があり、いずれも文化財保護法に基づく有形文化財に指定されています。日本美術刀剣保存協会では「特別重要刀剣」「重要刀剣」「特別保存刀剣」「保存刀剣」「特別貴重刀剣」「貴重刀剣」の評価があります[1]。

保存刀剣 100,000~100万円
特別保存刀剣 300,000~300万円
重要刀剣 100~500万円
特別重要刀剣 500~1,000万円

一般市場で流通する日本刀においては、おおよそ上記のような価格帯で取引される傾向があります。

区分1:保存刀剣

「保存刀剣」とは、有名な刀工によって制作された刀のことです。刀には銘が切られており、江戸時代以前に制作されたものがほとんどです。もし銘が消えていたとしても、制作された時代や地域を特定できれば、価値が認められることも珍しくありません

保存刀剣に分類される日本刀の値段は、100,000円から100万円ほどです。価格の幅は大きくなりますが、高額査定がなされるかどうかは、日本刀の保存状態や鑑定書の有無によって左右されます。状態が良く、詳しい鑑定情報が付属する日本刀であれば、100万円近い値段がつけられることもあるでしょう。

区分2:特別保存刀剣

保存刀剣よりも保存状態が優れ、外観に優美さが認められる刀は「特別保存刀剣」に分類されます。いわば「観賞価値の高い刀」と言えるでしょう。一般的に保存状態が極めて良く、見た目も良いものであれば特別保存刀剣とされます。

特別保存刀剣として鑑定された刀であれば、300,000円から300万円ほどの高額な評価額が付く場合もあります。保有している日本刀の値段を気にされるのであれば、自宅での適切な保管状態を維持することで、高額査定に繋がる可能性があります。状態と見た目の美しさにより、特別保存刀剣としての価値が高まります

区分3:重要刀剣

「重要刀剣」とは特別保存刀剣に該当する作品の中でも、平安時代から江戸時代に制作された刀のことです。第一に特別保存刀剣の条件となる保存状態が良いことと、見た目が美しいことが条件とされます。

ただし日本美術刀剣保存協会が定めた分類ながら、日本国認定の鑑定区分である「重要美術品」に相当する完成度であることが求められます。したがって1年に1回の審査が行われるほど鑑定基準は非常に厳しく、その分、重要刀剣に認定された場合の評価額は、おおよそ100万円から500万円程度とされています。

区分4:特別重要刀剣

重要刀剣よりもさらに完成度が高く、保存状態が良く、価値が高いとされるのが「特別重要刀剣」です。資料的価値の高さから国の重要文化財に相当する刀のことを指します。

特別重要刀剣の認定には年に2回の審査があり、合格した刀にのみ鑑定書が発行される制度となっています。審査に通過できなければ特別重要刀剣とは認められません。特別重要刀剣として認められた日本刀の値段は、500万円から1,000万円と非常に高額となります。もし国による審査に合格した刀を所有するなら、最高の保存状態とし、現状の保存状態を維持することが求められます。

日本刀の値段に影響する刀工のランク

日本刀の価格は、刀工の評価によって大きく左右されるとされています。刀工の評価基準として用いられるのが「位列」です。位列は刀工のランクであり、上から次のようにランク付けされます。

【位列】

  • 最上作
  • 上々作
  • 上作
  • 中上作
  • 中作

古刀の評価においては、「最上作」よりさらに上位に「極上作」が位置づけられます。また現代刀において上記の位列は当てはまらず、「暫定位列表」に基づいてランク付けされます。「神品の列」「貴品上位」「貴品の列」「上工の上位」「上工の列」「良工の列」の5つです。

今回は新刀および新々刀に適用される五つの位列について説明します。

最上作

「最上作」は刀の位列の中で最も完成度が高く、優れた作品であることを表すランクです。最上作とされる刀工は高度な技術を有し、古来より高い評価を受けてきました。

最上作として広く知られている刀であるのが「和泉守兼定」。新選組副長であった土方歳三が使用していました。天下三作と称される「正宗」「郷義弘」「粟田口吉光」も、最上作に位置づけられます。その他にも「粟田口吉光」「来国俊」「長船長義」「次郎左衛門尉勝光」などの刀工が最上作とされます。

上々作

上々作は、新刀や新々刀の評価において、上から二番目の完成度を持つとされる刀の分類です。「近江守助直」「大隅掾正弘」「山城守国包」などの刀工が制作した作品が該当します。日本刀の値段を鑑定するうえでは、最上作に比べて、評価額はやや低くなる傾向にあります。しかし5つの位列においては上位に君臨していることは間違いありません。価値の高い刀であると鑑定されるものであり、高値が付けられる可能性も十分に考えられます。

上作

上々作の下位に位置づけられるのが「上作」です。上作となると該当する刀工は多く、最上作や上々作に比べると多くの刀が該当するようになるでしょう。上作に該当する刀工の一例をご紹介します。

【上作に該当する刀工】

  • 佐々木一峯(初代・二代)
  • 北窓治国
  • 坂東太郎卜伝
  • 山城守歳長
  • 伊予大掾勝国

他にも多くの刀工が上作に位置づけられています。最上作や上々作に比べると、上作に分類される刀は比較的多く、一般にも流通しやすい傾向にあります。しかし知名度のある刀工によって制作されたものであることに変わりはありません。刀としての価値は高く、保存状態によっては高額な評価を受けることもあります。

中上作

位列の四番目に位置するのが「中上作」。上作の下位に位置しており、次のような刀工の制作した作品であれば中上作に位置づけられることが多いでしょう。

【中上作に該当する刀工】

  • 加州吉兵衛尉家忠
  • 加州家広
  • 高田友行(初代)
  • 金沢友重
  • 陸奥守歳長
  • 平安城具衝

中上作となると該当する刀工はかなり多く、ご紹介した以外にも、多くの刀工の名が挙げられます。位列の中では下位に位置づけられているのは否めませんが、それでも、位列に名を連ねる刀工の作品であることに変わりはありません。数ある刀の中では価値が高いとされていますので、鑑定依頼をして日本刀の値段を把握しておくのも良いでしょう。

中作

最後に紹介する「中作」は、新刀・新々刀の評価において最も下位に位置づけられる刀工の区分です。位列の中では決して価値が高いとは言えませんが、中作とされている時点で、一定の評価を受けている刀工であることに変わりはありません。

【中作に該当する刀工】

  • 家時播磨
  • 家忠(二代)加賀
  • 市太肥前
  • 金重播陽
  • 金行豊後
  • 兼友陸奥

以上のような刀工の作品であれば、中作の刀とされることが多いでしょう。以上のように日本刀は、刀工の位列によって分類されることがあります。所有している刀を制作したのが誰であるかを知っておくことも、日本刀の値段を予測する要素のひとつです。

日本刀の値段に影響する刃長

日本刀の価格に影響を及ぼす要素のひとつである「刃長」とは、刀身の長さのことを指します。刃長は刀の種類によって次のように決まります。

【刃長による刀の種類の違い】

  • 60cm以上:太刀・打刀
  • 30~60cm:脇差し
  • 30cm以下:短刀

刃長によって最も価値が高くなるのは、最も長い太刀もしくは打刀です。ただし刃長が長いほど価値が高くなるわけでもなく、太刀・打刀の次に値段が高くなる刀は短刀です。脇差は太刀や打刀と比較して、およそ三割程度の価格で取引される傾向があります。

このように、刃長は三つの長さに分類され、それぞれに応じた評価が与えられますが、最も価値があるのは60cm以上の太刀と打刀です。

現代刀の値段の目安

刀の中でも「現代刀」とされる作品は、江戸時代以前の日本刀とは違う方式で値段がつけられます。現代刀とは、1876年3月18日に施行された「廃刀令」以降に制作された刀のことです。年代の新しい刀であり、骨董的な価値はありません。しかし美術的価値の高い作品もあり、廃刀令以前の日本刀とは違う基準で値段が付けられます。

現代刀の価格は数十万円程度であり、購入を検討している方にとっては比較的入手しやすい価格帯といえます。今すでに所有していて売却したいと考えている方にとっては残念な結果かもしれません。現代刀は高額な査定が付きにくい傾向があるため、その点を理解しておく必要があります。

日本刀を売買できる場所

これから刀を購入したい方、売却したいと考えている方にとって気になるのは、刀を売買できる場所についてでしょう。日本刀を売買できる場所は限られています。これは、「銃砲刀剣類所持等取締法」により、取引に厳しい制限が設けられているためです。

(2) 法律・制度の概要

銃砲及び刀剣類の所持は原則として禁止されている(第3条)。(…中略…)美術品等にあたる刀剣類については、都道府県教育委員会の登録を受ける必要がある(第14条)。

出典:内閣府:47.銃砲刀剣類所持等取締法

それではどのような場所で売買できるのか見ていきましょう。

売却する場合

まずは今所有している刀を売却したいと思われている場合について解説します。日本刀を売却する際は、専門の買取業者へ依頼するのが最も確実な方法とされています。刀に関する知識を持つ専門スタッフが査定する店舗であれば間違いがありません。

一般的なリサイクルショップでは刀の所持を許可されていないことがほとんどです。そもそも買取を行っていないケースも多く見受けられます。もし対応してもらえたとしても、価値を正確に判断してもらうのは難しいでしょう。

刀を含む骨董品の買取に対応する店舗では、適切な鑑定が受けられ、相応の評価額が提示される可能性があります。また次のように3つの買取方法に対応していることが多く、利便性も高いと言えます。

1.買取専門業者の実店舗

刀の売却をする際に最も一般的なのが、買取専門業者実店舗に持ち込む方法です。店舗にて鑑定を受け、その場で買取金額を受け取れる点が大きな利点です。どのような鑑定士がどのように鑑定するのか直接見られて、安心感もあるでしょう。

一方で、地域によっては刀剣類の鑑定に対応する業者が存在しない場合がある点が課題です。買取専門業者の中でも、刀の知識があるところは多くありません。刀剣類の取り扱いは不可として、断られてしまうこともあるでしょう。実店舗での売却は安心感があるものの、お住まいのエリアによっては難しいこともあります。

2.買取専門業者の宅配買取

刀に対応する買取専門業者の宅配買取を利用するのも方法のひとつです。宅配買取であれば、日本全国どこからでも売却を依頼できます。お住まいのエリアに刀の買取に対応している業者がなくても安心です。多くの業者では、日本刀を段ボールに梱包し、着払いで送付するだけで手続きが完了します。メールや電話で査定額が知らされ、納得がいけば査定金額が口座へと振り込まれる仕組みです。

鑑定士の顔が見えないこと、目の前で鑑定が行われないことに不安を抱く方もいるかもしれません。ただし査定額に納得がいかなければ返送可能です。鑑定を依頼して、日本刀の値段次第では買い取ってもらいたいという希望にも応えられます。

3.買取専門業者の出張買取

遠方の買取専門業者に刀を鑑定してほしいと思われるなら、出張買取もぜひ活用してみてください。出張買取とは、買取専門業者の鑑定士が自宅に訪れ、その場で鑑定を行うシステムのことです。鑑定士が訪問する形式のため、地域や状況によっては対応が難しい場合もあります。しかし目の前で鑑定士に直接鑑定してもらえるため、安心感があります。

訪問の時間は依頼者が希望した日時にて可能。出張費用は無料としている業者が大半を占めています。査定額に納得できなかったとしても、キャンセル料は発生しません。ご納得いただければ、その場で買取金額をお渡しします。移動の負担なく、対面での鑑定を受けながら売却が可能な点が、出張買取の大きな魅力です。

4.フリマアプリ・オークションサイト

買取専門業者を利用せずに売却する方法として、フリマアプリやオークションサイトを利用する方法も考えられます。インターネット上には、中古品を売買できるシステムがたくさん見られます。出品すれば、適正価格で日本刀を購入する希望者が現れる可能性があります。自宅にいながらいつでも簡単に出品できます。

しかし梱包や発送はご自身で行わなければなりません。正当な値段で日本刀を売却できる保証はなく、取引相手とトラブルになることも。手軽な方法である一方で、リスクを伴う点についても理解しておく必要があります。

購入する場合

続いては刀を購入したい場合について見ていきましょう。

刀を購入したいと考えても、取り扱い店舗は限られています。エリアによっては全く店舗がないこともあるでしょう。しかし次の3つの方法であれば、どのエリアに住んでいても簡単に刀を入手できます。

1.刀剣商の実店舗

まずは刀剣商の実店舗で購入する方法です。最も確実であり、店舗スタッフから詳しい説明も聞けるため安心感があるでしょう。中には自宅に刀を持ってきてくれる「出張販売」が可能な店舗もあります。

しかし刀剣商の実店舗があるエリアは限られます。売却のときと同じように、刀を扱っている店舗は多くありません。地域によっては、刀剣商の店舗が存在しない場合もあります。もし近くに実店舗があるようでしたら、ぜひ足を運んでみてください。

2.刀剣商のカタログ

刀剣商のカタログから刀を購入する方法もあります。一部の刀剣商はカタログにて取り扱い商品を掲載しており、注文をすれば自宅まで送ってくれるシステムを採用しているためです。

カタログを見ながらじっくりと購入したい商品を選べること、自宅にいながらいつでも商品を眺められることがメリット。自宅の近くに刀剣商の実店舗がない方にとっても便利でしょう。しかし、カタログの写真と実物との間に差異がある場合も考えられます。カタログに掲載されているのはあくまでも写真であり、実物とイメージが違うことがあります。またタイムラグによって掲載商品が既に売却済である場合もあります。カタログ注文は便利ではありますが、やはり実物を見られないことがデメリットです。

3.インターネット

最近ではインターネットにて刀を販売している刀剣商も増えてきています。一般的なインターネット通信販売のように、写真を見ながら好みの刀を探せる仕組みです。自宅でいつでも商品を選べますが、カタログ販売と同じく、やはり実物を見られるわけではありません。細かな傷や錆が写真で確認できなかったり、イメージと違ったりすることもあるでしょう。

インターネットからの購入であれば、どのエリアにお住まいであっても刀を購入できます。しかし実際に手元に届いて確認するまで、商品そのものを確認できないデメリットがあることも把握しておきましょう。

日本刀を売却する際に知っておきたいポイント

「保有している日本刀を売却したい」と思われている方に向けて、売却時に把握しておくべき三つのポイントを紹介します。日本刀の値段を正しく鑑定してもらうためにも、売却に際して必要な知識を事前に把握しておくことが重要です。

ポイント1:登録証があるか確認する

まずは登録証があるか確認しましょう。登録証とは「銃砲刀剣類所持等取締法」によって、美術品としての刀を所持するための義務とされているものです[2]。登録証がなければ銃刀法違反となり、売却できません。もし登録証を保有していない場合は、警察署にて審査を受けましょう。

ポイント2:付属品や鑑定書があるか確認する

刀に付属品や鑑定書があるかどうかも確認しておくべき重要な要素の一つです。日本美術刀剣保存協会発行の鑑定書があると、刀の価値を示しやすくなります。もし付属品があれば、売却時には、付属品とともに持参することが望ましいとされています。付属品や鑑定書の有無によって日本刀の値段が変わることもあります。

ポイント3:模造刀ではないか確認する

最後に、所有している刀が模造刀でないかの確認も必要となります。模造刀は買取対象外としている業者も多く見られます。もし買取してもらえたとしても、本物の日本刀に比べて、評価額は大きく下がる傾向にあります。模造刀でないか確認したうえで業者に持ち込みましょう。

日本刀を購入する際に知っておきたいポイント

続いてはこれから刀を購入する際に知っておきたいポイントについてです。売却のときのポイントと同じように、3つの観点から解説します。

ポイント1:値段の予算を決めておく

刀を購入するなら、まずは値段の予算を決めておきましょう。日本刀の中には10万円前後で購入可能なものもありますが、希少価値の高いものでは1,000万円を超える場合もあります。支出可能な金額の上限をあらかじめ定めておけば、購入候補の範囲が明確になり、選定しやすくなります。

ポイント2:飾る場所を決めておく

刀を購入した後のために、飾る場所を決めておくことも大切です。刀身を良い環境で保管するには、「直射日光を避けられること」「湿度が低いこと」という2つの条件が必要となります。

刀を飾る場合は一般的に、こしらえのみを室内に飾り、刀身は白鞘に入れて別で保管するのが基本。こしらえを飾る場所と刀身を保管する場所をどこにすべきか考えてください。

ポイント3:傷や錆がないか確認する

刀を選ぶときに注意したいのは、傷や錆がないかどうかです。傷や錆のある日本刀は、市場における評価が著しく下がる傾向にあります。美術品としての価値を大きく損なう場合もあるため、傷や錆がない刀を選ぶことは大切なポイントです。

日本刀の値段を決める要素はさまざま

いかがでしたでしょうか?この記事を読んでいただくことで、日本刀の価格に関する判断基準について理解が深まったのではないでしょうか。日本刀の値段を決めるには、知名度、刀工のランク、状態、鑑定区分などさまざまな要素が関係します。

美観堂では専門の鑑定士が日本刀の正しい価値を判断いたしますので、買取の値段にもご納得いただける内容をご提示できるよう努めております。日本刀・刀剣の買取なら美観堂までお気軽にご相談ください。

[1]

参照:衆議院:財団法人日本美術刀剣保存協会の刀剣審査の透明性に関する質問主意書

[2]

参照:内閣府:47.銃砲刀剣類所持等取締法

この記事の監修者

監修者の写真

義村 安悟(よしむら あんご)

《経歴》

美観堂 大阪本店店長 査定歴15年

《コメント》

複数の店舗で店長としての経験を活かし、身の回りのさまざまなジャンルのお品物を丁寧に査定しています。特に古美術品の買取においては、作品の歴史や芸術的価値、作家や時代の背景を考慮して査定を行っており、状態だけでなく市場の動向を踏まえ、公正で適正な価格設定を心がけております。
また、遠方にお住まいのお客様からのご依頼も多い中、出張買取を通じて、さらにお役に立てるよう努めてまいりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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古物商営業許可番号:第62111R051143号



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